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ソフトバンクの孫社長、サウジの経済会議での講演を取りやめ──Wall Street Journal
サウジ政府に批判的なジャーナリスト殺害疑惑で欠席が目立つリヤドの経済会議「Future Investment Initiative」で、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長も講演を取りやめたとWall Street Journalが報じた。
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は、サウジアラビアで10月23日から開催の経済会議「Future Investment Initiative」での講演を取りやめた。米Wall Street Journalが23日に報じた。
この経済会議は、サウジ政府に批判的なジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の殺害疑惑を巡り、欠席を表明する企業幹部や政府関係者が相次いでいた。
ソフトバンクは「ビジョンファンド」でサウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」から巨額の出資を受けているため、欠席するかどうかに注目が集まっていた。米Bloombergによると、孫氏は講演は取りやめたが、22日にはムハンマド・ビン・サルマン皇太子とリヤドで面会したという。
同社のマルセロ・クラウレCOO(最高執行責任者)は出席を取りやめた。その他の参加予定だった幹部は出席した。
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