「日本全体に拠点を作り、ユースケースを広げていく」――コワーキングスペースを提供するWeWork Japan(ウィーワークジャパン)は10月25日、日本の拠点拡大計画を発表した。現在都内に6つある拠点を、年内に他都市を含めて11拠点まで拡大。2019年にはさらに増やし、30拠点以上の運営を目指す。
【訂正:2018年10月25日午後6時55分 WeWork Japanの情報にもとづきタイトルと本文に記載していた拠点数を修正しました】
WeWork Japanは、米ニューヨークに拠点を置くWeWorkとソフトバンクグループが17年に設立した合弁企業。WeWorkは世界23カ国77都市で287拠点のコワーキングスペースを運営し、起業家やフリーランサー、企業などに貸し出している。
日本では2017年2月に初拠点をオープン。現在都内で6拠点を運営し、登録ユーザー数は約6000人(18年9月時点)にのぼる。18年内には横浜、大阪、福岡の3都市にも進出する他、19年内にさらに拠点を増やし、30拠点以上を展開する計画だ。
WeWork Japan日本ゼネラルマネジャーの高橋正巳さん(高ははしごだか)は「日本全体に拠点ができれば利用者にもメリットを提供できる。これまで東京でコワーキングスペースを利用していた人が、大阪に出張する時に利用するなど、ユースケースが広がる」と話す。
「WeWorkの特徴は、起業したばかりの個人からグローバルな大企業まで、同じ環境で働き、イベントや協業を行えること。オープンイノベーションを循環させたいと考えている」(高橋さん)
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