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「Microsoft Word」にAI採用の自動To-Doリスト
「Office 365」の「Word」の文書内で>を入力すると、自動的にTo-Doリストを作成する機能をMicrosoftが一部ユーザーを対象に開始した。担当者を指定すると自動的にメールで通知する。
米Microsoftは11月7日(現地時間)、「Office 365」の「Word」で、AI(人工知能)採用のTo-Doリスト自動作成機能のテストを開始したと発表した。まずは「Mac Insider」プログラム参加者の一部でテストする。
作成中の文書で、例えば資料を調べてから記述する必要のある個所や、後で画像を追加したい個所に「TODO:〜」あるいは<<〜>>(〜にはやるべきことを記入)と入力すると、WordがそれをTo-Doだと認識して自動的にリスト化し、Wordのウィンドウの左脇に表示する。
ユーザーはリスト上の項目をクリックすることで作業すべきポイントに移動し、更新すれば自動的に項目がリストから削除される。
文書を共同編集している場合は、各メンバーに担当してほしいポイントに<<@メンバー名 〜>>と入力すると、そのメンバーに「〜」の内容がメールで送られ、メンバーが必要な内容をメールで返信すると、それが直接指定したポイントに入力される。下の画像は、プロジェクトチームのメンバーに自分のプロフィールを書いてもらうためのTo-Doだ。
将来的にはOffice 365テナントを横断して検索するサービス「Microsoft Search」と連携し、例えば<<四半期売り上げ資料を挿入>>と入力すると検索結果が表示され、適切なものを1クリックで追加できるようになる見込みという。
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