米Googleは11月28日(現地時間)、Webアプリ版「Google翻訳」のデザインを変更したと発表した。
「Material Design」を反映させたすっきりしたデザインになり、左上に「テキスト」と「ドキュメント」を切り替えるボタンが追加された。「ドキュメント」を選ぶと端末内の文書ファイルをアップロードするよう促される。ファイル翻訳機能は既にあったが、ボタンで使いやすくなった。
翻訳ツールの下に新たに3つのボタン「履歴」「保存済み」「コミュニティ」が追加された。「履歴」ボタンは、文字通りこれまでに翻訳した単語やテキストが表示される。同じ単語を何度も翻訳してしまう人には便利かもしれない。「保存済み」は翻訳結果の☆をクリックして保存した単語やフレーズを一覧表示する。保存済みリストはGoogleスプレッドシートにエクスポートすることもできる。苦手な単語を保存し、スプレッドシートで単語帳にまとめられる。
また、ウィンドウの横幅を狭くすると翻訳元と翻訳先が縦に表示されるようになった(モバイルWebブラウザでも)。PCの画面の端に小さくして表示しておくと便利そうだ。
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