速報
Microsoft、ブラウザエンジンEdgeHTMLを捨てChromiumに移行か
MicrosoftがWindows 10の標準Webブラウザ「Edge」のレンダリングエンジンをEdgeHTMLからGoogleのChromeと同じBlinkに変更すると米メディアが報じた。
米Microsoftが「Windows 10」の標準Webブラウザ「Edge」を捨て、米Googleの「Chrome」などが採用するレンダリングエンジン「Blink」ベースの新たなWebブラウザを構築していると、米Windows Centralのザック・ボーデン記者が12月3日(現地時間)、匿名希望の情報源の話として報じた。
Microsoftは2015年、Windows 10の標準WebブラウザとしてEdgeをリリースし、ユーザーにそれまでの標準Webブラウザ「Internet Explorer」からの移行を促してきた。
ボーデン氏によると、Microsoftはコードネーム「Anaheim」の下、エンジンとしてEdgeHTMLではなくBlinkを採用するブラウザを開発しているという。新ブラウザがEdgeの名称を使うのか、別の名前になるのかはまだ不明としている。BlinkはChrome、Chromium、Opera、Vivaldiなどが採用している。
iOSおよびAndroid版Edgeはそれぞれのプラットフォームのレンダリングエンジンを採用しており、EdgeHTMLは使っていないので、Windows版でもエンジンが変わってもユーザーインタフェースなどが激変することはないかもしれない。
ボーデン氏は、新ブラウザは2019年上半期に発表されるとみている。
関連記事
- 「IE依存の機能を見直し、Edge移行を」MSが呼び掛け IEサポート終了時期は「回答できない」
IEからEdgeへの移行を改めて呼び掛けるブログ記事をMSのサポートチームが公開した。ただ、IEのサポート終了時期については、「回答できない」という。 - iOS/Androidで「Microsoft Edge」配信開始
ただし日本は除く。 - Microsoft、「EdgeはChromeブラウザよりずっと省電力」と主張
Microsoftが、Microsoft Edge、GoogleのChrome、MozillaのFirefox、Operaをそれぞれインストールした同じ条件のWindows 10搭載ノートPCで実施したバッテリー持続実験のタイムラプス動画を公開し、「EdgeはChromeより3時間も長く持続した」としている。 - 大手4社のWebブラウザ、2020年にTLS 1.0と1.1を無効化
EdgeとInternet Explorer(IE)11、Safari、Firefox、Chromeで、2020年にTLS 1.0とTLS 1.1が無効化される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.