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Adobe、AcrobatとReaderの定例セキュリティアップデート公開 80件以上の脆弱性に対処
Adobe Systemsが、AcrobatとReaderの定例セキュリティアップデートを公開。80件以上の脆弱性に対処した。
米Adobe Systemsは12月11日、AcrobatとReaderの定例セキュリティアップデートをWindowsとmacOS向けに公開し、80件以上の脆弱性に対処した。
Acrobatのセキュリティ情報によると、今回修正された脆弱性は、大多数が緊急度「クリティカル」に分類され、悪用されれば任意のコードを実行される恐れがある。また、権限昇格や情報流出の脆弱性も修正されている。
脆弱性を修正した更新版は、Acrobat DC/Acrobat Reader DCの連続トラックがバージョン2019.010.20064、Acrobat 2017/Acrobat Reader DC 2017のクラシック2017トラックが同2017.011.30110、Acrobat DC/Acrobat Reader DCのクラシック2015トラックが同2015.006.30461となる。
優先度は「2」と位置付けており、現時点で脆弱性を突く攻撃の発生は確認されていないとされる。
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任意のコード実行に利用される恐れのある深刻な脆弱性を含め、7件の脆弱性を修正した。
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