Google、「Chromecast Audio」販売終了へ
Googleが、手持ちのスピーカーをスマートフォンやスマートスピーカーとWi-Fi接続して音声をキャストする端末「Chomecast Audio」(4980円)の製造を終了し、在庫がなくなり次第販売も終了する。
米Googleが2015年に発売したオーディオキャスト端末「Chromecast Audio」(4980円)の販売を終了する。米9TO5Googleが1月11日(現地時間)、Googleのコメントを添えてそう報じた。
Chromecast Audioは、一般的なスピーカーに接続することでモバイル端末やスマートスピーカーの音楽やラジオをWi-Fi経由でストリーミングするための端末。スピーカーのAUX入力端子に付属のケーブルで接続する。
Googleの広報担当者は9TO5Googleに対し、「Googleの製品ポートフォリオは拡大しており、今ではユーザーがオーディオを楽しむための製品が多数あるので、Chromecast Audioの製造は終了した」と語った。
本稿執筆現在、日本のGoogleストアではまだ同製品を購入できる。在庫がなくなり次第終了するのだろう。米国や英国のGoogleストアでは既に在庫切れで購入ボタンが押せなくなっている。
Chromecast Audio発売後、2016年に「Google Home」(1万5120円)が、2017年に「Google Home Mini」(6480円)が発売され、Googleが説明するようにオーディオ関連製品は増えたが、手持ちの古いスピーカーでも音楽ストリーミングサービスを使えるようにできるのはChromecast Audioだけだった。
Chromecast AudioはGoogleアシスタントをサポートしていないが、米Amazon.comは現在、Alexa搭載でChromecast Audioと同様の機能を持つ「Echo Input」という端末を米国で35ドルで販売している。
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