ソニーの玩具「toio」、ようやく正式販売へ 先行販売分は新型に無償交換
ソニーの新規事業創出プロジェクトから生まれた体感型玩具「toio」をSIEが発売。2017年に発表して以来、発売延期を繰り返していたもの。仕様を変更したため、2017年に先行販売した旧仕様の製品は新型に無償交換する。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は1月17日、体感型玩具「toio」および専用タイトル3種を3月20日に発売すると発表した。toioは、ソニーの新規事業創出プロジェクト「SAP」(Seed Acceleration Program)から生まれ、2017年6月の「東京おもちゃショー2017」で登場した知育玩具。17年の年末にソニーのクラウドファンディング&通販サイト「First Flight」で先行予約販売を行ったものの、正式販売については延期を繰り返していた。
toioは、キューブ型の小型ロボット2台と本体の「toioコンソール」、リング型コントローラー2個のセット。コンソールに挿すカートリッジにより、対戦したり、協調して動作したりと遊び方が変わる。レゴブロックや紙工作と組み合わせて遊ぶタイトルもある。
3月に発売されるのは、toio本体(1万6980円、税別)、専用タイトルをセットにした「toioバリューパック」、および専用タイトルの「トイオ・コレクション」「工作生物 ゲズンロイド」「GoGo ロボットプログラミング 〜ロジーボのひみつ〜」(全て5980円、税別)。toio本体は、「toioリングやtoioカートリッジの形状に加え、toioコア キューブのタイヤやtoioコンソールのソフトウェアなど、目に付きにくい部分を含めた仕様の見直しを行っている」という。
先行予約で販売したtoioは、新型toioに無償交換する。理由についてSIEでは、「仕様変更により、ハードウェアの互換性がなくなった。(先行予約販売分を)使い続けることも可能だが、今後発売されるタイトルや周辺機器を利用できない」(広報)と説明している。なお、19年中には「ドライビング」(仮称)、「謎解きゲーム」(仮称)など専用タイトルを追加予定だ。
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