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「データドリブンな放送局を目指す」 TBSラジオ、radiko経由のリスナーを1分単位で可視化する仕組みを導入
radikoでラジオ番組を聴くリスナーの情報を可視化する仕組みをTBSラジオが導入する。
TBSラジオは1月29日、ラジオのネット配信サービス「radiko.jp」で番組を聴くリスナーの人数や年齢、性別といったログを1分単位で可視化するデータダッシュボード「リスナーファインダー」の運用を始めたと発表した。ツールを生かすことで「データドリブンな放送局を目指す」という。
データドリブンとは、得られたデータを意思決定や企画に役立てること。可視化したデータは放送局の生放送スタジオなどに設置したモニターで表示。番組制作者はリスナーの動きを意識しながら放送できるという。ダッシュボードは電通が独自のパブリックDMP(データマネジメントプラットフォーム)をベースに開発したものを採用した。3月末まで試験運用し、4月以降に正式採用するという。
radiko.jpはWebブラウザやスマートフォンアプリ(iOS、Android)で視聴できるIPサイマルラジオサービス。現時点でアプリの総ダウンロード数は約2900万、月間延べ聴取分数は約46億分という。
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