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トヨタとソフトバンクの新会社、シャトルバス提供へ 企業・自治体向けに
トヨタとソフトバンクが設立したMONET Technologiesが、企業や自治体向けにシャトルバスのサービスを始める。将来は自動運転技術も活用する。
トヨタ自動車とソフトバンクが設立したMONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)は2月1日、企業や自治体向けにシャトルバスのサービスを提供すると発表した。2020年半ばをめどに、トヨタの自動運転技術を活用する予定だが、まずは人間のドライバーが運転するバスを利用する。
企業の拠点間を移動するシャトルバスや、自治体のコミュニティーバスを提供する。サービスの内容は今後詰める。ソフトバンクの広報担当者によれば「早い段階でオンデマンドで車両を呼べるサービスを目指す」という。
ソフトバンクが保有する人の流れのデータも活用し、バスの需要を予測するサービスも検討。携帯電話の基地局のデータから、特定の地域内での大まかな人の移動を把握できる技術を活用する。
現段階では複数の企業、自治体と交渉を進めているという。将来は、自動運転技術を活用した電気自動車「e-Palette」を投入する考えだ。トヨタが開発中のe-Paletteは、移動型の店舗になったり、モノを運んだりと多目的で使える。
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