速報
Firefoxも音声付き動画の音声自動再生をブロック バージョン66から
「Firefox 66」から、音声付きで自動再生する設定の動画はブロックされるようになる。ユーザーがプレイボタンなどをクリック(タップ)すると再生する。Chromeも昨年4月に公開したバージョン66から自動再生を無効化している。
Mozilla Foundationは2月4日(現地時間)、Webブラウザ「Firefox」の次期版(バージョン66)から、Webページで自動再生される音声および動画をデフォルトでブロックすると発表した。デスクトップおよびAndroid向けで実施する。
ユーザーが「再生」ボタンなどをクリック(タップ)することで初めて再生が始まる。例えばYouTubeのように、ユーザーが自動再生を望むWebサービスのために、サービスごとに自動再生を許可し、ホワイトリスト化することもできる。
特定サービスによる自動再生を許可するには、そのサービスのWebページを開いた状態でURLバーのアイコンをクリックして情報パネルを開き、「自動再生サウンド」を「ブロック」から「許可」に切り替える。
サービス側が、音声付き動画を音声をミュートした状態で自動再生するよう設定している場合は、動画再生はブロックされない。
Firefox 66は3月19日公開の予定だ。
米GoogleもWebブラウザ「Chrome」で、バージョン66から動画の自動再生を無効化した。こちらはすべての自動再生動画を一律にブロックするのではなく、ユーザー履歴に基づいてユーザーが許可しそうなWebサイトについては自動再生を許可するというものだ。
関連記事
- Mozillaが「反トラッキングポリシー」発表、Firefoxのユーザー追跡をブロック
ポリシーに基づき、ユーザーがコントロールできないWeb横断的なトラッキングはFirefoxの初期設定でブロックする。 - 「Firefox 65」公開 トラッキング防止機能の強化や危険度「最高」を含む脆弱性に対処
Webブラウザ「Firefox」がバージョン65になり、Webサイトによるトラッキングを防止する「コンテンツブロッキング」の設定メニューが分かりやすくなった他、ナビゲーションバーでトラッカーとクッキーをチェックできるようになった。危険度「最高」3件を含む8件の脆弱性も修正された。 - 「Google Chrome 66」安定版 動画の自動再生がなくなり、62件の脆弱性に対処
GoogleのWebブラウザ「Chrome」の安定版がバージョン66になり、動画が自動再生設定になっているWebページを開いても自動再生されないようになった。また、深刻度が5段階で最高の「Critical」2件を含む66件の脆弱性が修正された。 - 「Google Chrome 64」が安定版に サイトごとの音声ミュート機能や53件の脆弱性修正
GoogleがWebブラウザ「Chrome 64」の安定版を公開した。バージョン64で見送られてたWebサイトごとの音声ミュート機能やリダイレクトブロック機能が追加され、危険度「高」3件を含む53件の脆弱性を修正した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.