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「Unicode Emoji 12.0」決定──ダイバーシティ配慮やスク水、あくびする顔など
Unicode Consortiumが「Emoji 12.0」のラインアップを発表した。肌の色の違う同性カップルなどのダイバーシティに配慮した絵文字や車椅子や盲導犬など、59の新たな絵文字(肌や性別のバリエーションを入れると230点)が追加になる。
Unicodeの開発を調整する非営利団体Unicode Consortiumは2月5日、2019年中に各種サービスで利用できるようになる新しい絵文字セット「Emoji 12.0」が確定したと発表した。メーカーなどへのリリースは3月で、iOSやAndroidなどで使えるようになるのは9月か10月になる見込みだ。
新たに59の絵文字が追加された。肌の色や性別のバリエーションをカウントすれば230点になる。人種や性別に配慮するため、例えばカップルの絵文字は男性同士、肌の色が違う人同士など、多様な組み合わせが用意される。
様々な障害を持つ人に関連する絵文字も追加される。例えば、白い杖をつく人や盲導犬、補聴器を付けた耳などだ。
この他、顔では「あくびしている顔」が、ジェスチャーとしては「聴覚障害」を表す動作(「ちっちっち」に見えるが)、動物ではオランウータン、ナマケモノ、カワウソ、スカンク、フラミンゴが、食べ物ではニンニク、タマネギ、ワッフル、バターなどが、衣服ではサリーやワンピース式の水着(いわゆるスク水のような水着)などが追加される。すべての絵文字はこちらのリストで確認できる。
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