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Alexaスキルに「うんこボタン」的育児支援機能を追加する「Baby Activity Skill API」
Amazon.comが、おむつ交換や授乳を記録・追跡するための「Baby Activity Skill API」をスキル開発者向けにまずは米国で公開した。
米Amazon.comは2月5日(現地時間)、クラウド音声サービス「Alexa」で利用できる機能「Alexaスキル」の開発者向けに、育児支援向けAPI「Baby Activity Skill API」をリリースしたと発表した。例えばおむつを替えたり授乳したりしたことを記録し、追跡する機能をスキルに追加しやすくする。まずは米国で提供を開始した。
現在使えるのは、体重測定、睡眠管理、おむつ交換、授乳のインタフェース。今後ユースケースを増やしていく計画だ。
ユーザーは、例えば以下のような問い合わせ、命令ができる。
- Alexa、ジェーンのおむつ交換を追跡して
- Alexa、ジェーンにミルクを3オンス(約89ml)あげたと記録して
- Alexa、ジェーンのおむつを最後に替えたのはいつ?
既に育児機器メーカーの米Hatch Babyが、スマートおむつ交換台兼体重計「Hatch Baby Grow」と連携するモバイルアプリでこのAPIを利用している。Hatch Growは台の上でおむつを交換すると、自動的にそれを記録するので、ユーザーはアプリに口頭でたずねるだけで、おむつ交換について確認できる。
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