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さくら、マネーフォワードと組んでスタートアップ支援に本腰 「さくらのクラウド」1年間無料に
さくらインターネットが、スタートアップ支援の分野でマネーフォワードと連携。スタートアップ支援プログラム「STARTUP BOOSTER」の参加企業に対し、必要に応じて「さくらのクラウド」を最大1年間無償提供する。インフラ面から創業期の企業を支援する狙い。
さくらインターネットは2月6日、家計簿アプリなどを提供するマネーフォワードとスタートアップ支援の分野で連携すると発表した。マネーフォワードが展開する支援プログラム「STARTUP BOOSTER」の参加企業に対し、必要に応じてIaaS型サービス「さくらのクラウド」を最大1年間無償提供する。
STARTUP BOOSTERは、マネーフォワードが2018年9月に開始したプログラムで、インキュベイトファンド(東京都港区)やSkyland Ventures(東京都渋谷区)など7社のベンチャーキャピタルと組んで展開。7社の出資先に対し、給与計算などに対応した企業向けSaaS型サービス「マネーフォワード クラウド」シリーズを1年間無償提供することで、創業期のバックオフィス業務の効率化をサポートしている。
今回の連携には、さくらが加わることで、参加企業のインフラ面のサポートを強化する狙いがある。さくらは九州地方でスタートアップ支援施設を運営しているほか、ファンド経由でIoT(モノのインターネット)関連のスタートアップに出資するなど、新興企業の支援に注力中。こうした実績を生かして「(参加企業の)やりたいことを支援する」としている。
さくらは今後、スタートアップとの交流によって得た知見をサービスに反映する方針だ。
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