年間2万円で食べ放題、話題のラーメン凪 AIで「顔パス」注文システムの狙いは（2/2 ページ）

食券を都度購入しなくても、定額の会員登録をすると店頭に備えられたiPadがユーザーを認識し「顔パス」でラーメンを注文できる。こんな施策を始めた「ラーメン凪」を直撃取材した。

[井上輝一，ITmedia]

余談　店長の実家が爆発するボタン

　余談だが、記者もラーメン凪のことをツイートしてバズってしまったことがある。2014年に「間違っても絶対に押さないでください!!　店長の実家が爆発します」と書かれたボタンを「押したくなるボタン」として紹介し、1万リツイートまでいくほどに話題になった。フジテレビにも取材を受けたほどだ（当時記者は学生）。当時、ラーメン凪渋谷店のカウンターに設置されていた。

「押したくなるボタン」

　「そんなことがあったのですが……」と切り出してみたら、「そのツイート覚えてますよ」と牧野さん。あのボタンは、入居前に営業していた中華屋の名残だという。16年に記者が訪れた際には、カウンターがリニューアルされ、ボタンはなくなっていた。

　現在どうなっているかは聞くのを忘れた。大宮店には各カウンターに「絶対に押すな」ボタンを店員呼び出しボタンとして設置しているそうだ。確認がてら、また渋谷店に食べに行こうと思う。