ニュース
メルペイ、スマホ決済で後払いサービス 「使い終わったらすぐメルカリで売却→売上金で決済」サイクル狙う
メルペイが2019年春頃に後払いサービスの提供を始める。後払いで買った物をメルカリで売り、その売上金を購入代金に充てて支払うといったことが可能になるという。
メルカリ子会社のメルペイは2月20日、実店舗などで使えるスマートフォン決済サービス「メルペイ」に後払いサービスを提供すると発表した。今春からスタートする。「後払いで本を買って、読み終わったらメルカリで売却し、その売上金で代金を支払う」といった使い方を想定する。
フリマアプリ「メルカリ」で一部の利用者に提供している後払いサービス「メルカリ月イチ払い」をリニューアル。名称を変更し、メルカリだけでなく実店舗での決済にも利用範囲を広げる。メルペイ残高が不足していても翌月払いで商品を購入できる。
同社の青柳直樹代表取締役は、「新しい本を『借りるようにして読む』という、メルカリとメルペイならではの体験を届けられる」と話す。
メルペイあと払いには、メルカリでの取引実績や購買履歴といったデータを活用。メルカリにおける利用者の“信用”を軸にサービスを展開する。「丁寧な対応や期日内の振込を行う『信用できる利用者』がメリットを受けられる。良い人が評価される、シンプルなことを実現したい」(青柳代表)
サービス内容やデータの活用方法など、詳細は「今後明らかにしていく」(同社)としている。親会社であるメルカリは18年8月、利用者がメルカリで得た販売収入やポイント、評価などを実店舗でも使えるようにすると予告していた。
関連記事
- メルカリ売上金を店舗で使える「メルペイ」、コード決済にも対応 3月から
フリマアプリ「メルカリ」で使えるスマートフォン向け決済サービス「メルペイ」が、3月中旬以降にコード決済サービスに対応する。iOSアプリで先行して提供している「iD」を使った非接触決済も、2月末から3月初旬にAndroidアプリで提供を始める。 - メルカリ売上金、店舗で使える「メルペイ」開始 iD対応、まずiOSで
「メルカリ」のiOS版で、スマホ決済サービス「メルペイ」開始。第1弾として「iD」に対応。メルカリの売上金をiD対応店舗の支払いに使える。 - メルカリが決済サービスに本腰 フリマ販売収入を実店舗でも利用可能に
メルカリがキャッシュレス決済サービスに本腰を入れる。ユーザーがメルカリで得た販売収入や銀行口座などを一括管理できるウォレット機能を提供し、オンラインだけでなく実店舗でも利用できるようにする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.