名刺のフォントであなたの第一印象が決まる? ビジネスパーソンのためのフォント選び(後編):デジタルネイティブのためのフォントとデザイン(2/3 ページ)
名刺やインビテーションカードなどを例に、セルフブランディングに効果的なフォントの使い方とコツを紹介しよう。
結婚や出産は“うれしさを自分らしく”
人生のハッピーなイベントとして結婚や出産のお知らせがある。ここではそのうれしさや幸福感をめいっぱい表現したフォント使いをしてみよう。
結婚式当日に撮影した二人の写真を中心に「結婚しました!Just Married」のフレーズを入れてみる。ここでは欧文フォントの使用例としてスクリプト系の書体を組み合わせてみよう。
フォントサイズは和文タイトルがA P-OTF きざはし金陵 StdN M 24ポイント、名前はA P-OTF きざはし金陵 StdN M 12ポイント、欧文がSnell Roundhand Regular 52ポイント。きざはし金陵はフォーマルな雰囲気を持ちながら華やかさも兼ね備えたフォントなので、スクリプト系のフォントであるSnell Roundhand Regularとの組み合わせで、とても明るく爽やかな印象を伝えることができる。
出産のお知らせも家族や親族、友人たちにうれしい気持ちを伝えたいところ。明朝体系も良いのだが、ここでは赤ちゃんの可愛らしさを強調するためにも丸ゴシック体も上手に使うと効果的だ。
ピンクの丸囲みの中が筑紫A丸ゴシックのレギュラーとボールド 48ポイント、キャッチコピーは筑紫A丸ゴシック 48ポイント。主人公は大事な赤ちゃんの写真と名前を覚えてもらうことなので、文字も写真に負けないように、ある程度大きく扱ってみよう。
赤ちゃんが少し成長して家族3人での記念写真でつくってみた例。緑のフキダシつき丸囲みの中の名前が筑紫A丸ゴシックのボールド、「1歳になりました」の部分が筑紫A丸ゴシックのレギュラー14ポイント。
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