不動産投資の、金利を下げる3つの方法:束田光陽の不動産投資の教室(1/2 ページ)
不動産投資のポイントは融資を使って利益を増幅させることでした。融資では金利が違うと支払額が大きく変わってきます。この金利、どうやって決まるのでしょう? ファイナンシャルアカデミーで不動産授業を担当する束田光陽先生にポイントを聞きました。
資産運用の王道といえば不動産です。不動産投資の最大の特徴は、融資を使って利益を増幅させられることでした。しかし融資では金利が違うと支払額が大きく変わってきます。この金利、どうやって決まるのでしょう?
「お金の教養」を身につけることを目指した総合マネースクール、ファイナンシャルアカデミーで不動産授業を担当する束田光陽先生に、不動産投資への融資に関わる金利について聞きました。聞き手は編集部サイトウ。
銀行によって違う金利
サイトウ: 不動産投資では、できるだけ融資を長く取ることがポイントだというお話でした。融資には、期間のほかに金利もあります。金利の高い、低いが気になってしまうのですが、どう考えたらいいのでしょう?
次に金利ですが、金利は下げることができます。金利を下げるにはパターンが3つあって、まずてっとり早いのが銀行を選ぶことです。銀行は学歴と同じようにヒエラルキーがあって、一番上が東大京大一橋クラス、次に早慶上智クラスとなるのと同じように、銀行の世界でもトップにくるのが政府系金融です。公庫とかですね。
次にくるのがメガバンク、次にくるのが地銀、次が信金、信組となります。その下にくるのがサラリーマン銀行、スルガ銀行などです。さらに下にくるのがノンバンク、信販会社です。下にいくほど金利が高くなります。スルガだと3.5〜4.5%くらい。信金、信組だと2〜3%、地銀だと2%、メガバンクだと1%とか。
上位の銀行を使うことができれば金利は低くなるし、下位の銀行を使えば金利が上がります。いかに上位の銀行にチャレンジするかです。
2つ目は固定金利と変動金利のどちらを使うか。一般的には変動のほうが低めで、固定のほうがちょっと高いです。ただ変動にはリスクがあるので、どちらを選ぶかは難しいところですね。
最後に、3つ目が保証人の設定です。連帯保証人を付けたほうが金利は下がります。例えば私が最近融資を申し込んだとききは、保証人を付けてくれれば0.775%ですよ、なければ1.275%ですよと。保証人に0.5%の価値があるわけです。
だいたいこの3要素で決まるわけです。
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