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「Windows 10」、USBメモリなどの取り外しポリシーの既定が「クイック削除」に
「Windows 10」でUSBメモリなどの外付けドライブを取り外す際のポリシーの既定が、これまでは「高パフォーマンス」だったところがビルド1809から「クイック削除」に変更になった。規定値のままなら取り外す際、「ハードウェアの安全な取り外し」のステップが不要だ。
「Windows 10」で、USBメモリなどの外付けドライブの「取り外しポリシー」の既定が、これまでは「高パフォーマンス」だったものが「クイック削除」に変わったと、米betanewsなどの複数のメディアが報じた。サポートページが4月4日付で更新されており、「Windows 10 1809のバージョン以降では、既定のポリシーはクイック削除」となっている。
Windows 10 1809とは、昨年秋にリリースされた「Windows 10 October 2018 Update」のことだ。
これまで既定だった「高パフォーマンス」の設定では、外付けデバイスへの書き込みをキャッシュするので書き込みが速いが、安全に取り外すためにタスクバーで「ハードウェアの安全な取り外し」を選択してから抜く必要がある。
一方、「クイック削除」はいきなりUSBあるいはThunderboltポートからデバイスを抜くことができるが、キャッシュしない分書き込みが遅くなる。
頻繁にデータを転送したいUSBメモリなどについては高パフォーマンスにしておきたいところだ。ポリシーを変更する手順は以下の通りだ。
- ポリシーを変更したいデバイスをPCに接続する
- [スタート]右クリック→[デバイスマネージャー]
- [ディスクドライブ]で目的のデバイスをダブルクリック
- [ポリシー]タブでポリシーを変更
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