ニュース
ドコモ、IoT向けに新プラン 通信量200KBまでは月額150円
NTTドコモは「LPWA」を活用したIoT機器向けに、新しい料金プランを提供する。月額150円(税別)で、通信量が200KBまでは追加費用なしで使える。
NTTドコモは4月9日、低消費電力で長距離通信ができる技術「LPWA」(Low Power Wide Area)を活用したIoT機器向けに、新しい料金プランを25日から提供すると発表した。月額150円(税別、以下同)で、通信量が200KBまでは追加費用なしで使えるプランを用意し、機器の異常検知など、少量のデータをやりとりしたい利用者の需要に応える。
基本料金が月額150円の「LPWAプランSS」(無料通信分200KB)と、月額200円の「LPWAプランS」(無料通信分1000KB)の2種類のプランを提供。無料通信分を超過すると、前者は1KB当たり0.5円、後者は1KB当たり0.4円の追加料金が発生する。送受信のスピードは、最大128kbps。
合わせて、携帯電話の電波を活用したLPWAの一種「NB-IoT」も25日から提供する。最大通信速度が下り27kbps/上り63kbpsと低速だが、IoT向けのその他の通信規格「LTE-M」と比べると電力消費が少ないため、少量のデータ通信を低頻度で送信する場合に適しているという。
関連記事
世界を視野に入れたIoTネットワーク「Sigfox」とは?
さまざまなLPWA技術が登場する中、他にはない特長を持つ技術も登場している。「Sigfox」は国際ローミングサービスの実現を容易にするという。あのルイ・ヴィトンが旅行用スーツケースに装着するデバイストラッカーに採用した。IPアドレスなしで通信 IoT向け新技術「NIDD」、ソフトバンクが試験サービスへ
デバイスにIPアドレスを割り当てることなくデータ通信を行えるIoT向け新技術「NIDD」の商用環境での接続実験に、ソフトバンクが世界で初めて成功したと発表した。ドコモ、省電力のIoT向け通信方式「LTE-M」提供 10月から
省電力の通信モジュールを使うことで、電源が確保しづらい場所でもIoTデバイスの活用が期待できる。消費電力が約5分の1に ドコモ、IoT機器向け通信技術「eDRX」提供
ドコモが、法人向けIoT通信機器の消費電力を低減する通信技術「eDRX」を10月から提供する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.