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企業向けで生き延びた「Google+」、「Currents」に改名で完全消滅:Google Cloud Next '19
「Google+」の一般向けが4月2日に終了した後もG Suiteのアプリとして生き延びていた「Google+」が「Currents」に名称変更される。
米Googleは4月9日(現地時間)、企業向けのコラボレーションサービス「Google+」を「Currents」に名称変更すると発表した。すべての「G Suite」が対象。現在βプログラムを提供中で、正式版への移行は自動的に行われるので、ユーザー側が何かする必要はない。
Googleは昨年10月、Google+の一般ユーザー向けサービスを終了すると発表。企業向けは存続させるとしていた。4月2日に一般向けGoogle+を終了した後も、G SuiteではGoogle+を利用できている。
ロゴやデザインが変わるが、大きな変更はないようだ。投稿にタグをつける機能や、関連する投稿や画像を追加する機能、解析ツールなどが追加される。
Currentsという名称は以前、Googleがモバイル端末向けソーシャルリーダーアプリで使った。2011年に立ち上げたこのアプリは2年後には「Google Play Newsstand」になり、現在の「Google News」の前身になった。
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