Amazon、AWS好調で過去最高益 プライム会員向け翌日配送強化計画を明らかに
Amazonの1〜3月期決算は、クラウドサービスのAWSが好調で2桁台の増収増益。純利益は2.1倍で4四半期連続で過去最高を更新した。
米Amazon.comが4月25日(現地時間)に発表した第1四半期(1〜3月)決算は、売上高は前年同期比17%増の597億ドル、純利益は2.1倍の35億6100万ドル(1株当たり7ドル9セント)で過去最高を更新した。これで4四半期連続の過去最高益更新になる。売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は596億5000万ドル、純利益は4ドル72セント)を上回った。
クラウドサービスのAWSが売上高41%増の77億ドルと好調だった他、広告を含む「その他」の売り上げも34%と急増し、27億ドルだった。
Amazonは業績発表で通常、具体的なユーザー数などを明らかにしないが、今回は「Fire TV」のアクティブユーザー数が3000万人を超えたと発表した。同社は18日、Fire TVで米Google傘下のYouTubeの動画を視聴できるようにしたと発表している。
ブライアン・オルサフスキーCFO(最高財務責任者)は業績発表後の電話会見で、プライム会員向けの無料配送サービスの強化計画を明らかにした。現在米国ではプライム会員に対し、翌々日(2days)、翌日(1day)、当日(same day)配送サービスを行っている。かかる日数は商品によるが、現在翌々日になっている商品も翌日配送にシフトさせるよう投資しているという。
日本とは少しシステムが違うが、オルサフスキー氏は「翌日配送の取り組みは世界規模のものだ」と語った。開始時期については言及しなかった。
第2四半期(4〜6月)の見通しは、売上高を前年同期比13〜20%増の595億〜635億ドル、営業利益を26億〜36億ドルとした。
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