Microsoft、「Build 2019」の基調講演は初日に3つ開催へ
Microsoftの年次開発者会議「Build」の基調講演は例年、初日にCEOによる全体的なビジョン解説、2日目に技術的な解説の2講演だったが、今年は初日に3つの講演が行われる。技術の講演は「Azure」と「Office 365」の同時開催で、いずれかを選択する必要がある。
米Microsoftの年次開発者会議「Build 2019」が5月6〜8日に、本社のあるワシントン州シアトルで開催される。基調講演は例年、全体的なビジョンを説明するサティア・ナデラCEOによる「Vision Keynote」が初日に、技術的により具体的な「Technical Keynote」が2日目に開催されているが、今年は初日にすべてが、しかもTechnical Keynoteは2つに分かれ、同時に開催の予定だ。
ナデラ氏による基調講演は日本時間の7日午前0時30分から2時まで、Technical Keynoteは午前3時から4時30分までだ。Technical Keynoteは、1つは「Microsoft Azure: Empowering Every Developer」、もう1つは「The Microsoft 365 Platform: A Vision for Windows and Office Developers」となっている。
2日目(5月7日)が米Googleの年次開発者会議「Google I/O 2019」の初日と重なるための配慮なのかもしれない。Google I/Oの基調講演は日本時間の8日午前2時からの予定だ。
すべての基調講演は公式サイトでライブストリーミングされる見込みだ。セッションの予定などもこのサイトで確認できる。
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