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LINEのUI変更でレビュー大荒れ 機能多すぎ? 「元に戻して」の声も(2/3 ページ)

「LINEのUIがまた変わった」「使いづらい、元に戻してほしい」――LINEのユーザーインタフェースが7日に変更され、一部の機能が移動したり、操作法が変わったことが、波紋を広げている。機能の詰め込みと利便性を両立させることはできるだろうか。

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拡大し続けるLINEのサービス、メニューは飽和状態に

 LINEによると今回のUI変更は、「LINE内の情報や、LINEからアクセスできるサービスが拡大し続ける傾向を受け、ホームタブ内に情報をわかりやすくまとめ、各情報・サービスへのアクセス性を高めることが目的」という。

 リリース当初は、メッセージを送ったり通話するだけのシンプルなアプリだったLINEだが、その後、機能を次々に追加。LINE GAMEやLINE MUSIC、LINEニュース、LINEショッピング、LINE Pay、LINE家計簿、LINEほけん……など、メッセージとは無関係な多種多様なサービスを提供。企業や芸能人などによる公式アカウントも増え続けている。

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LINEの「ホーム」からアクセスできる「主なサービス」だけで16種類(画像左)。その他のサービス(画像右)も20種類近くある

 LINEアプリにはこれらの機能が次々に追加されてゆき、メニューはもはや飽和状態だ。LINEとしては、「友人とのメッセージ機能を起点に他のサービスや公式アカウントも利用してほしい」という意図があるようだが、「自分がほしい機能だけをシンプルに使いたい」というユーザーにとっては、“余計なお世話”な機能が増え続け、アップデートのたびに使いづらくなっている、という印象が強いようだ。アプリストアのレビューを見ても、「いらない機能が増えた」「使わないサービスはNEW表示を出さないなど、自分で使いやすいようにカスタマイズできるようにしてほしい」――といった声が寄せられている。

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UI刷新当日のAndroid版のレビュー。“大荒れ”だ
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トーク一覧上部にニュースや広告が出る機能も不評だ

 LINEのAndroid版では、今年4月にも大きなUI変更があった。以前は画面上部にあった「友だち」「トーク」「タイムライン」などのメインメニューが、画面下部に移動したのだ。そのわずか1カ月後、「友だち」のタブが「ホーム」タブに変更。Androidユーザーからは、「新UIにやっと慣れたタイミングで、またUIを変えるのはやめてほしい」との声も聞こえてくる。Android版では昨年、新着ポップアップ機能が廃止されるという大きな変更もあり、この時もユーザーの不満が高まった。

 また、4月には、「トーク」一覧の画面上部に広告やおすすめニュースなどが配信される「スマートチャンネル」もスタート。友人とのトーク画面という“聖域”に広告が配信されるこの機能も不評で、レビューが荒れる原因になっている。

利便性と「詰め込み」、両立できるか

 機能を詰め込みすぎにも見えるLINE。今後、機能を整理したり、別アプリに切り分けるといった対策は取らないのか――――担当者に聞いてみたところ、こんな回答だった。

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