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Uber上場、初日終値は7.6%安と低調
米配車大手Uberが5月10日、ニューヨーク証券取引所に上場した。公開価格を当初より低い45ドルに設定したが、初日終値はそれを下回る41.57ドルと低調だ。
米配車大手のUber Technologiesは5月10日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場(IPO)した。初値は42ドルと、公開価格の45ドルを下回った。初日終値は7.6%安の41.57ドルと低調なままだった。調達額は81億ドル、評価額は824億ドル。
今年はPinterestやLyftなどのIT系企業の上場が続いており、UberのIPOも注目されていたが、米中貿易摩擦や先に上場したLyftの株価が低調なことなどが影響したようだ。
NYSEのオープニングベルを鳴らしたのは、同社の4人目の従業員で現在Advanced Technologies Groupの責任者を務めるオースティン・ゲイト氏。下の写真で、中央のゲイト氏の向かって左に立つのがダラ・コスロシャヒCEOだ。
Uberの共同創業者で今も大株主であるトラビス・カラニック氏の姿はなかった。同氏は2018年6月、様々な問題が浮上する中で取締役会からの圧力により、UberのCEOを辞職した。
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