「Pixel 3a」をiFixitが分解 ディスプレイはSamsung製、「Pixel Visual Core」は非搭載
Googleが日本でも17日に発売するミッドレンジスマホ「Pixel 3a」をiFixitが分解した。有機ELディスプレイはSamsung製で、修理しやすさは10点中6点というハイスコア。ハイエンドPixelには搭載されている画像処理を強化するSoC「Pixel Visual Core」はなかった。
米Googleが5月7日(現地時間)に発表した「Pixel 3a」および「Pixel 3a XL」を米iFixitが分解し、まずはPixel 3aの分解レポートを公開した。
3aはミッドレンジ端末にもかかわらず、ディスプレイが有機ELであるのが特徴の1つ。分解の結果、このディスプレイがPixel 3/3 XL同様に韓国Samsung Electronics製であることが確認できた。
マザーボードのチップ類は、下の画像の赤い囲みがQualcommのSunapdragon 670、オレンジはMicronの64GBストレージと4GBのRAM、黄色はAvagoのフロントエンドモジュール、緑はQorvoの電圧制御発振器、青はQualcommの電源管理用IC。
Pixel 2から搭載されているハイダイナミックレンジ合成機能「HDR+」を含む画像処理を強化するSoC「Pixel Visual Core」は搭載されていない。
恒例の“修理しやすさ”の評価は、近年のスマートフォンには珍しいハイスコアで10点満点中6点。バッテリーを含むほとんどの部品がモジュールになっており、容易に取り外しできる。使われているネジが標準のT3 Torxだけで分解しやすい。減点ポイントは、ディスプレイが薄いので無傷で取り外すのが難しく、部品を接続するリボンケーブルが長く、誤って切ってしまいそうな点という。
関連記事
- Googleの廉価版スマホ「Pixel 3a/3a XL」で満足できる? 質感と見た目の第一印象を確かめた
国内でも5月17日に発売される実機を編集部で入手したので、ファーストインプレッションをお届けする。 - 「Pixel 3a」は日本で人気スマホになれる? Pixel 3ユーザーから見た“違い”
うわさ通り「Pixel 3」の下位モデルとなる「Pixel 3a」が登場。Pixel 3ユーザーの筆者が比較してみました。 - Google、新スマホは廉価版 「Pixel 3a/3a XL」発表 4万8600円から FeliCaも対応
米Googleが自社開発の新型スマートフォン「Pixel 3a」「Pixel 3a XL」を発表した。価格を抑えた廉価版モデル。 - 「Pixel 3 XL」をiFixitが分解 ディスプレイはLGではなくSamsung製
Googleの最新フラグシップ端末「Pixel 3/3 XL」の分解レポートをiFixitが公開した。ギュッと握って操作する「Active Edge」のセンサーやPixel Visual Core、Titan Mチップの画像も見られる。有機ELディスプレイはSamsung製だった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.