「Windows 10 May 2019 Update」(ビルド1903)一般提供開始
Microsoftが「Windows 10」の大型アップデート「May 2019 Update」(バージョン1903)を5月21日に提供開始した。今回からインストールするタイミングをユーザーが最長35日間延長できる。
米Microsoftは5月21日(現地時間)、「Windows 10」の大型アップデート「May 2019 Update」(バージョン1903)を同日から提供開始したと発表した。AI採用のローリングアウト方式のため、全対象ユーザーに行き渡るには数日かかる見込みだ。
アップデートが来ているかどうかは、[設定]→[更新とセキュリティ]→[Windows Update]→[更新プログラムのチェック]で確認できる。
5月21日以降の更新プログラムがインストールされているWindows 10のバージョン1803あるいはバージョン1809の場合は、4月に発表されたインストール時期の調整が可能だ。
Windows 10のバージョン1903の機能アップデートがあるという表示の下にあるDownload and install nowボタンをクリックすると、ダウンロードとインストールが始まるが、再起動するまではインストールは反映されない。
延長するには、インストールが終わると表示される「再起動を調整」をクリックし、タイミングを指定する。
このアップデートでは、Cortanaと検索の分離や様々なセキュリティ強化、ユーザーインタフェースの改善などが行われる。主な新機能はこちらにまとまっている(英語)。
企業ユーザー向けのアップデート情報は公式ブログを参照されたい。
【訂正:2019年7月1日午前11時50分 本文中のビルドナンバーを訂正しました。】
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