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ソフトバンク、ブラジルのフィットネス新興企業Gympassへの3億ドル投資をリード
ソフトバンクグループの“10兆円ファンド”「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が、ブラジル発の企業向けサブスク制フィットネスサービスのGympassへの3億ドル投資をリードする。
ブラジルのフィットネス新興企業Gypassは6月12日(現地時間)、ソフトバンクグループのSoftBank Vision FundおよびSoftBank Latin America Fundとの提携を発表した。米Bloombergによると、ソフトバンクの2つのファンドがGympassへの3億ドル(約325億円)の投資をリードする。
Gympassは、2012年創業のニューヨークに拠点を置く(2018年にサンパウロから移転)非公開企業。異なるフィットネスジムを横断的に利用できるサブスクリプションサービスを、主に企業の福利厚生向けに提供している。現在14カ国(日本では提供していない)の約4万7000のジムやスタジオと提携しており、顧客にはPayPal、P&G、General Electric、Unileverなどがある。
SoftBank Vision Fundのパートナー、ムルタザ・アーメド氏は発表文で「世界の2000社以上の企業が、運動不足な従業員にフィットネスを促し、健康的な労働力を生み出す革命を起こしている。Gympassは、そのユニークなウェルネスプログラムでこの革命を可能にしている」と語った。
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