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Facebookの暗号通貨「Libra」のプライバシーについての上院公聴会、7月16日に開催
Facebookが2020年に提供開始する予定の暗号通貨「Libra」のプライバシーについて説明を求める公聴会が、米連邦政府上院で7月16日に開催される。招請されるのはLibraのウォレットを運営するFacebook子会社CalibaのCEOになる見込み。
米Facebookが6月18日(現地時間)に発表した暗号通貨「Libra」の計画について、米連邦議会上院銀行住宅都市委員会が19日、データプライバシーなどについての説明を求める公聴会を7月16日に開催すると発表した。
Facebookの誰を招請するのかはまだ発表されていないが、米Reutersによると、FacebookがLibra専用ウォレットのために立ち上げた子会社「Calibra」の責任者、デビッド・マーカス氏になる見込み。
Libraについては18日、下院住宅金融委員会のマキシン・ウォーターズ議長(民主党)が懸念を表明し、計画の停止を求めた。
FacebookはLibraを2020年に提供開始する計画。ステーブルコインとして機能し、ユーザー間の送金や対応ショップでの買い物、公共交通機関の乗車などで使えるデジタル通貨になる見込みだ。
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