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コンビニ2社の独自決済サービス、初日は使えない状態が続く 「想定以上のアクセス」で ファミペイとセブンペイ
セブン-イレブン・ジャパンとファミリーマートが、それぞれ7月1日から独自の決済サービスをスタート。いずれもアクセスが集中し、決済アプリが使いづらい状態が続いている。
「ファミペイもセブンペイも登録できない」──コンビニ大手2社が7月1日から始めた独自のモバイル決済サービスが、いずれも初日から使えないという声がネット上で相次いでいる。午後1時50分現在、専用アプリでページの読み込みなどができず、会員登録が完了できない状態が続いている。テレビ番組で取り上げられたことと昼休みの時間帯が重なり、アクセスが集中したとみられる。
ファミリーマートが始めた「FamiPay」(ファミペイ)は、スマートフォンアプリ「ファミペイ」(iOS/Android)で買い物の決済やクーポンの表示などが行える。ファミリーマートの店舗で決済すると、200円の買い物につき1円相当の電子マネーを付与する。
同社は公式サイトで「想定以上のアクセスにより、アプリ『ファミペイ』がつながりづらい状態が発生しております。時間を空けてご利用をお願い申し上げます」と表示している。
セブン-イレブン・ジャパンが始めた「7pay」(セブンペイ)も、スマートフォンアプリ「セブン‐イレブンアプリ」(iOS/Android)で決済やクーポンの表示などが行える。200円(税別)の買い物につき、1ポイントのnanacoポイントを付与する。
同社も公式サイトで「ただいまアクセス集中により7payをご利用しにくい状況が発生しております」と知らせている。
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