連載
「eスポーツ」という言葉の違和感 理想的な“スポーツ”の形とは(前編)(3/3 ページ)
スポーツ学を8年間学んでいた漫画家サダタロー氏が持つ、「eスポーツ」という言葉の違和感。スポーツとは何かを考えます。
全2ページ
サダタロー氏が主張するのは、「勝ち負けばかりがスポーツではない」ということ。もちろん、バトルはゲームの醍醐味(だいごみ)の一つですし、プロeスポーツプレイヤーの見事なプレイは一般プレイヤーの憧れの的でもあります。
しかし、特にゲームが「eスポーツ」として扱われる際、何が「eスポーツ」たらしめているかというと「(高額な)賞金のあるゲーム大会」の有無ではないでしょうか。となると必然的に競技性が強調されることになり、本来“スポーツ”という言葉が持つ「娯楽」や「楽しみ」といった意味が二の次になってしまう、というのがサダタロー氏の主張することです。
「スポーツとは何か」を問うのはスポーツ学が扱う問題で、かつてスポーツ学を学んでいたサダタロー氏にとってはいろいろと思うところがあるようです。
それでは、勝ち負け以外ではどうやってeスポーツを含むスポーツを盛り上げられるのでしょうか。次回に続きます。
漫画家を始められたのって大学時代ですよね。
そう、漫画を書く傍らスポーツ社会学を専攻していて、地域のスポーツクラブについていろいろ調べていたの。
8年間学ばれた分、言いたいことがいろいろあると。
すみません、漫画ばかり書いて留年していただけです……。
途端に説得力がなくなった8年分の重み!
関連記事
- 「睡眠カフェ」で寝てみた コーヒーと最高級ベッドによる仮眠の質はいかほど?
30分〜3時間の仮眠を取れる「睡眠カフェ」を漫画家サダタローがレポート。果たして睡眠の質は? - 息抜きしたい漫画家、入場料があるオシャレな本屋「文喫」に迷い込む
「できるだけ楽をしてお金を稼ぎたい」。そんな身もふたもないことを堂々と宣言する漫画家が楽しく仕事をサボれるITツールを試していく、そんな連載です。 - コーヒーと高級ベッドですっきり「睡眠カフェ」、大井町に常設へ IoTで安眠サポートも
コーヒーを飲んで30分〜3時間の睡眠を取れる「ネスカフェ 睡眠カフェ」(東京・大井町)が、3月6日にオープンする。 - ゲーマー漫画家がNintendo Switchでハマったゲームを勝手に格付け
2018年は年末進行に苦しんだ漫画家のサダタロー氏。ゲーム好きな彼は、止まらないインディーゲーム愛を編集担当K氏にぶつけていく。ゲーマー漫画家が選ぶお薦めゲームは? - 「いつの間にかゲームに追われる日々……」 原作&ゲーム好きの漫画家でもスマホゲームに挫折したワケ
ジャンプ大好きっ子のサダタロー氏は、キャプ翼も大好きで去年ローンチしたキャプ翼のスマホゲームを事前登録までして遊んでいました。が、今は辞めてしまったといいます。ゲーマー漫画家が好きな作品のスマホゲームを辞めた理由とは。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.