ニュース
スマホと連携する日立のIHクッキングヒーターがWi-Fi対応に ソフトウェアアップデートも計画
日立がWi-Fiに対応したIHクッキングヒーターを発表。スマホアプリでレシピを検索、調理設定を転送できる。ソフトウェアアップデートも予定している。
日立グローバルライフソリューションズは8月1日、コネクテッド家電のIHクッキングヒーター「火加減マイスター」(HT-M350T、HT-M150Tシリーズ)を発表した。10月1日に発売する。本体価格は38万円から。
トッププレートにガラス素材を用いたシンプルな3口IHクッキングヒーター。冷凍の魚をそのまま調理できるメニューなど「オートメニュー」を拡充した他、専用モバイルアプリ「日立クッキングヒーターアプリ」(iOS/Android)を新開発。スマホ画面でレシピを検索し、IHクッキングヒーター本体に調理設定を転送できる。
従来機「HT-L350Tシリーズ」も同様の機能を持っていたが、スマホとIHクッキングヒーターの接続はBluetoothで、レシピ転送などはキッチンに行かなければできなかった。また販路もシステムキッチンメーカーへの供給(受注生産)に限られていたという。
今回の新製品は他のコネクテッド家電と同じWi-Fi接続に対応するとともに、販売も全ルートに拡大。「今後、アプリや(IHクッキングヒーターの)ソフトウェアのアップデートを予定している」(同社)と本格展開の構えだ。
日立は、2018年にネットにつながりソフトウェアアップデートで進化する「コネクテッド家電」に注力すると発表。ロボット掃除機「minimaru」、洗濯メニューを追加できるドラム式洗濯機などを販売している。
関連記事
- 日立のドラム式洗濯機、ソフトウェアダウンロードで機能追加 3つのコースを新設
日立アプライアンスがドラム式洗濯乾燥機のソフトウェアアップデートを実施。3月下旬に3つの洗濯コースを追加する。ユーザーは必要に応じて洗濯機に登録できる。 - 家電をつなげた先にあるもの 日立アプライアンス徳永社長に聞く“コネクテッド家電”の今と未来
生活家電に変化が起きようとしている。ネットワークにつながり、新しい価値を生み出すという「コネクテッド家電」に向け、各社の動きが加速。2月に家電事業の新コンセプトを打ち出した日立アプライアンスに一歩踏み込んだ現在と未来の話を聞いた。 - 冷蔵室が2つめの冷凍室に 大胆なアップデートを目指す、日立のコネクテッド家電
日立アプライアンスがWi-Fi対応のロボット掃除機を含む3つの新製品を発表。合わせて日立の家電が目指す方向性を語った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.