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「Alexa、ゆっくり話して」──Alexaの話す速度、7段階で調整可能に(まずは米国で)
Amazon.comが、Alexaの話す速度を7段階で調整できるようにした。まずは米国でスタートする。耳の不自由なユーザーからはもっとゆっくりに、目の不自由な人はもっと速く話して欲しいというフィードバックがあったとしている。
米Amazo.comは8月7日(現地時間)、音声アシスタント「Alexa」の話す速度を調整できるようにしたと発表した。米国では同日から、「Alexa、ゆっくり話して」などと言うことで速さを調整できるようになる。
速さは、7段階。現行の速さより速い速度が4段階、遅い速度が2段階ある。
Alexa搭載のEchoシリーズユーザーから、発話速度を変更できるようにして欲しいというフィードバックが多かったという。例えば耳が不自由だったり、年配のユーザーはゆっくりした話し方を希望し、普段から音声コンテンツに慣れている目が不自由なユーザーはより速く聞きたいと希望していると、Amazonは説明した。
この機能の早期テストに参加したユーザーの1人、97歳のジェリーさんは、「以前は映画のキャストを尋ねても速くて聞き取れなかった。どうせ聞き取れないからと、リストアップしてもらうような質問はしないようにしていた。話す速度を調整できる機能は私にとってボーナスのようなものだ」と語った。
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