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ヤマトHD、“空飛ぶ宅配”米国で実験 20年代前半に実用化へ
ヤマトホールディングスが、米ヘリコプターメーカーのBellと共同で自律飛行する輸送機の実証実験を実施。2020年代前半の実用化を目指す。
ヤマトホールディングスは8月26日(米国時間)、米ヘリコプターメーカーのBellと共同で自律飛行する輸送機の実証実験を行い、飛行時の安全性などを確認したと発表した。2020年代前半の実用化を目指し、技術開発を続ける。
実験では、Bellが設計・開発するeVTOL(電動垂直離着陸機)「APT 70」を使用した。時速160キロ以上で飛行し、約32キロの荷物を積めるという。この機体に、ヤマトHDが開発した輸送用の容器を取り付け、飛行中や地上での作業時の安全性を確認。荷物を積み込んだまま飛行はしなかったが、荷物の格納・取り出しのしやすさも検証した。
実験結果を踏まえ、機体の開発とサービス設計を進める。実際に荷物を積んだ状態での飛行実験も行う予定だ。
ヤマトHDの長尾裕社長は「今回の実験成功によって、新たな空の輸送サービスを構築するための大きな第一歩を踏み出すことができた」としている。
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