Chromeブラウザのカスタマイズやタブグループ化など、今秋登場の新機能
Googleが、今秋使えるようになる(既に使えるものも含む)Chromeブラウザの新機能を紹介した。Android版ではタブのグリッド表示ができるようになり、グループ化も可能になる。
米Googleは9月19日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」の新機能を幾つか紹介した。既に使えるものや、次期バージョン(78)以降に追加されるものを含む、“秋の後半”に使えるようになるものだ。
開きすぎたタブのタイトル表示(将来的にはサムネイルも)
1度に多数のタブを開くと、タブにはアイコンしか表示されなくなってしまう。タブにカーソルを合わせると、そのページのタイトルがカードで表示されるようになった(本稿執筆現在、筆者のデスクトップ版Chrome(バージョン77)で既に利用できる)。
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年内に、このカードにページのサムネイルも表示されるようになる見込みだ。
アドレスバーへの質問入力に直接回答
アドレスバーに、例えば「ティラノサウルスの定義」と入力すると、アドレスバー内に回答が表示される。
この機能はAndroid版でも使えるようになる見込み。秋中には使えるようになるようだ。
アドレスバーにGoogle翻訳ボタン
Chromeの設定で設定した言語以外のWebページを表示すると、アドレスバーにGoogle翻訳のアイコンが表示され、これをクリックすると設定した言語に翻訳されるようになった(筆者の環境では既に利用可能)。
タブまわりの色がカスタマイズ可能に
Chromeの「新規タブ」の右下にある「カスタマイズ」ボタンの機能が拡充され、新規タブの背景だけでなく、タブ周辺の色を変えられるようになる。複数のアカウントでログインしてChromeを使っている場合などに便利そうだ。
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Android版のタブのグリッドレイアウトとグループ化
Android版Chromeでは、“向こう数週間中に”グリッドレイアウトが使えるようになる。複数のタブを開いている場合、タブの選択がしやすくなり、隠れているタブのサムネイルをプレビューできる。
また、下の動画のようにタブをグループ化することもできるようになる。グループ化するには、グリッドレイアウトでグループ化したいタブを1つ選んで、他のタブにドラッグ&ドロップする。グループ化したタブは、タブスイッチャーで簡単に切り替えられる。
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