Tesla、車載アプリをVer.10にアップデート 車を呼び寄せる「Come to Me」ボタンなど
Teslaが車載アプリの大幅アップデート「Ver. 10.1」をリリースした。予告通りNetflix、YouTube、Huluをサポートした他、モバイルアプリの「Come to Me」ボタンをタップすると駐車場などから車が自動運転で近くまで来る「Smart Summon」機能も追加された。
米Teslaは9月26日(現地時間)、車載ソフトウェアの最新アップデート「Ver.10.1」のOTA配信を開始したと発表した。
イーロン・マスクCEOが7月に予告していたダッシュボードでのNetflix、YouTube、Huluをサポートする「Tesla Theater」やカラオケ機能「Car-aoke」など多数の新機能が追加された。
「Smart Summon」は、オプションの「Full Self-Driving Capability」あるいは「Enhanced Autopilot」を搭載したモデルで利用できる自動運転機能。スマートフォンのアプリで「Come to Me」ボタンをタップすると駐車している車が完全無人状態でドライバーの元に移動してくる。
この他、Spotifyのサポート、ゲームサービスの「Tesla Arcade」の新ゲーム、近くのや観光スポットやお勧めレストランなどを1タップで紹介する「I’m Feeling Lucky」と「I’m Feeling Hungry」機能なども追加された。
なお、Smart Summonはドライバーが自己責任で行うよう注意しており、YouTubeやゲームは駐車中に見ることが前提になっている。
【更新履歴:2019年9月30日午前9時10分 ドライバーが公開したSmart Summonの動画を追加しました。】
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