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今後のAndroid端末は「デジタルウェルビーイング」機能搭載が必須に──最新版GMS文書で明らかに
GoogleがAndroid端末メーカーに対し、何らかの「デジタルウェルビーイング」機能搭載を義務付けた。米メディアが「Google Mobile Service」(GMS)文書の最新版を入手し、明らかにした。
Googleの「Google Mobile Service」(GMS)ライセンスを受けるAndroid 9以降を搭載する端末は、端末の使いすぎを防止するためのサービス、いわゆる「デジタルウェルビーイング」機能の搭載が義務付けられる。GMSの最新版(9月3日付)を入手した米メディアXDA Developersが10月7日(現地時間)に報じた。
GMSは、GoogleがAndroid端末メーカーに提供する、GoogleマップなどのアプリやAPIをまとめたもの。メーカーはGMSのライセンスを受けるために、一定の条件をクリアする必要がある。
その条件として、新たにデジタルウェルビーイング機能の搭載が加わった。Googleが2018年のGoogle I/Oで発表した「Digital Wellbeing」ツールあるいは、独自の同等のアプリをプリインストールする必要がある。
独自アプリの場合は、ユーザーがアプリに費やした時間と頻度を表示するダッシュボード、アプリの使用時間上限を設定するアプリタイマー、ペアレンタルコントロールなど、幾つかの機能を備える必要がある。
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