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eスポーツ大会で「香港に自由を!」と叫んだプレイヤー、主催のBlizzardが参加権剥奪
米ゲーム大手のBlizzard Entertainmentは開催中のeスポーツ大会「ハースストーン グランドマスターズ」のアジア太平洋大会初日後のインタビューで「香港を解放せよ」と叫んだプレイヤーを出場停止にし、向こう1年間の出場禁止にした。
米ゲーム大手のBlizzard Entertainmentは10月8日(現地時間)、オンライン戦略カードゲーム「ハースストーン」の世界大会「グランドマスターズ」のアジア太平洋大会の初日終了後のインタビュー中に、参戦したグランドマスターの1人、Blitzchungことワイ・チョン氏がこのゲームの公式競争ルールに違反したとして、マスターズの称号、大会への参加権、賞金を削除すると発表した。同氏は向こう1年間、ハースストーンのeスポーツに参加できなくなった。
インタビューは既に公式サイトから削除されているが、eスポーツメディアのInven Globalが録画をツイートした。香港在住のチョン氏はガスマスクを装着し、「香港を解放し、われわれの時代に革命を」と叫んでいる。2人のキャスターはこれに対し、拍手を送った。キャスターも降板させられた。
Blizzardは公式ブログで、Blitzchungの行動が、ハースストーングランドマスターズ公式コンペティションルールの6.1(o)項の、「公衆の一部を怒らせる行為でBlizzardに損害を与える行為」に当たると説明した。
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