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美少女ゲームレーベル「feng」運営のホワイトローズが破産 「あかね色に染まる坂」など人気
ゲームメーカーのホワイトローズが、9月30日に千葉地裁から破産開始決定を受けた。同社は「feng」(フォン)のレーベル名で美少女ゲームを開発していた。「あかね色に染まる坂」などがアニメ化され話題となったが、近年は業績が低迷していた。
東京商工リサーチによると、「feng」のレーベル名で美少女ゲームを開発していたホワイトローズ(千葉県市川市)が、9月30日に千葉地裁から破産開始決定を受けた。「あかね色に染まる坂」「星空へ架かる橋」などのゲームがアニメ化され話題となったが、近年は業績が低迷していた。
2003年に創業後、上記タイトルの他、「knot」「White Princess」「魔法少女Twinkle」「青空の見える丘」などの恋愛ゲームをリリース。07年には約1億6000万円の売上高を計上した。
だが近年は需要の低迷によって売上が低調に推移しており、業績の改善が見込めないため、19年5月末で事業を停止し、今回の措置に至った。最後の作品は「夢と色でできている」。
同様のゲームメーカーでは、17年2月に「EVE」シリーズで知られる「姫屋ソフト」が、19年6月に「CROSS CHANNEL」で有名な「フライングシャイン」がそれぞれ破産している。
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