Google、新しい何かを開ける「.new」を自社以外も登録可能に SpotifyやMediumが登録済み
ブラウザのアドレスバーに「○○.new」と入力すると新規文書や予定入力ページが開くGoogleのショートカットサービスに、SpotifyやMediumも参加した。Googleは将来的には個人でもこのショートカットを登録できるようにする計画だ。
米Googleは10月29日(現地時間)、所有するトップレベルドメイン(gTLD)「.new」を利用するショートカットを、自社以外も活用できるようにしたと発表した。まずはスウェーデンSpotifyや米Mediumなど10社のショートカットが利用できるようになっている。
例えば「playlist.new」でSpotifyの新規プレイリスト作成ページが、「podcast.new」でSpotify傘下のAnchorの新規ポッドキャスト開設ページが、「story.new」でMediumの新規投稿ページが開く。
Googleは2014年に.newを取得した。昨年10月にWebブラウザのアドレスバーに「doc.new」などと入力することでG Suiteの新規ファイルページを開けるショートカットを紹介し、先週「cal.new」でGoogleカレンダーの新規予定入力ページを開くショートカットも紹介した。
10月15日から既に一部のブランドオーナーからの登録を受け付けている。2020年7月21日からは、登録ポリシーに準拠すれば個人でも登録可能になる。
登録料は公式ブログでは発表していないが、FAQによると、.newドメインではすべてのショートカットが登録ポリシーに準拠し、意図通りのユーザー体験を提供できることを確認する必要があるため、登録料は通常より高いと説明している。
関連記事
- Googleカレンダー、Webブラウザで「cal.new」と入力すると予定入力ページが開くように
Webブラウザのアドレスバーに「cal.new」あるいは「meeting.new」と入力するだけで、Googleカレンダーの新規予定入力ページが開くようになった。 - Google、Webブラウザで「doc.new」と入力するだけで新規ドキュメント作成可能に
Googleが保有するgTLD「.new」をユニークな方法で活用し、「doc.new」や「sheet.new」でGoogleドキュメントの新規ファイルを開けるようにした。 - Google、TLD「.app」を史上最高額の2500万ドルで落札
Googleが、ICANNのドメインオークション史上最高額の2500万1000ドルでgTLD「.app」を落札した。アプリストア「Google Play」で使うのかもしれない。 - Google、トップレベルドメイン「.youtube」や「.lol」を申請
2013年にはYouTubeのURLの末尾は「.youtube」に、Google Docsの文書は「.docs」になるかもしれない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.