通訳デバイス「ポケトーク」が名刺サイズに カメラ搭載、大画面化
通訳デバイス「ポケトーク」の新モデル「ポケトークS」が12月6日に発売される。カメラ翻訳や単位換算機能を搭載。大きさは名刺サイズとコンパクトに。「ドラえもんEdition 特別セット」も発売する。
ソースネクストは11日7日、名刺サイズの通訳デバイス「ポケトークS」を12月6日に発売すると発表した。前モデルと比べて本体サイズを小さく、画面は大型化。カメラで撮影した文字を翻訳できる機能や、通貨や長さなどの単位を国ごとに換算できる機能などを搭載する。価格は2万4800円(税別、以下同)から。11月7日から公式サイトや家電量販店で予約を受け付けている。
前モデル「ポケトークW」と比べ、画面サイズを2.4インチから2.8インチに大型化。新たに800万画素のメインカメラを搭載する。カメラで撮影した文字を世界55の言語で翻訳する。うち41の言語では、ネイティブの発音で読み上げてくれる。
為替、長さ、重さなどの単位を換算する機能や、空港やホテルなどシチュエーションごとに英会話の練習ができるレッスン機能なども追加した。74言語に対応し、55言語では音声とテキストに、19言語ではテキストに翻訳できる。
本体サイズは53.8(幅)×11.5(奥行き)×91.6(高さ)ミリ、重さは75グラム。
本体価格は2万4800円で、2年間の通信権込みのパッケージ版は2万9800円。カラーはホワイト、ブラック、ゴールド、レッド。本体のみ購入する場合はホワイトだけ選べる。公式サイトでは限定カラーのメタルグレーとメタルグリーンも用意する。
公式サイトでは、「ドラえもん」とコラボレーションした「ドラえもんEdition 特別セット」も販売(3万4800円)。四次元ポケットをイメージしたポーチなどが付属する。ドラえもんやドラミちゃんなどのキャラクターをモチーフにした保護ケースも発売する。
新モデル発売に伴い、同社はポケトークWの価格を改定。本体価格は2万4880円が1万8000円に、通信権込みのパッケージ版は2万9880円が1万9800円になる。
ポケトークシリーズは、2017年12月に販売を開始。累計出荷台数は50万台を突破した。
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