レビュー
コンパクトで使いやすい、画質も上がった優等生ミラーレス一眼「EOS M6 Mark II」:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/3 ページ)
キヤノンのミラーレス一眼「EOS M6 Mark II」は優等生だ。コンパクトで使いやすく、画素数も約3250万画素にレベルアップ。とくに操作性を考えたデザインに感心させられる。
もうちょっとディテール描写力がほしいが、これはレンズの問題だろう。細身の高倍率ズームレンズなのでどうしても多少は犠牲になる。
EOS Kiss系で搭載されたシーンインテリジェントオートモード時の「クリエイティブアシスト」も搭載。
初心者でもフルオートモードのままタッチパネルを使って様々な撮影を楽しめる。
背面のモニターは3.0型でチルト式。上に約180度、下に約45度傾く。
上に180度ってことはもちろん自撮り対応だ。
フォーカスはもちろん瞳検出対応。
シーンモードから自分撮りや美肌を選ぶと、美肌効果も付けてくれる。
ただ、顔検出ができるのはAFモードが「顔検出+追尾優先AF」になっているときだけというのはいささか使いづらい。普段これにしておくと顔がないときはAF対象がカメラ任せになり、タッチしても追尾優先になっちゃうので狙いたいポイントとずれることがある。
それ以外の一点AFやスポットAF、ゾーンAFにすると顔検出が効かない。顔検出はしたいけど、タッチAF時は普通の一点AFを使いたいことがあるので気になるのである。これはキヤノンのカメラの伝統なのだが、そろそろ手を打ってもいいんじゃなかろうか。
で、32mm F1.4の明るいレンズ(F1.4でもレンズの太さが変わらないのはなかなかすごい)を付けて撮ってみた。めちゃいい感じ。
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