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ブロックチェーン使った事前注文・決済サービス、近畿大の学生が開発 学内のカフェで実験へ
ブロックチェーンを活用した事前注文・決済サービスを、近畿大の学生が開発。11月18〜22日に学内のカフェ「CNN Cafe」で実証実験を行う。実験では、混雑状況の変化を分析し、利用者側と店舗側のメリットを検証する。
近畿大学は11月13日、ブロックチェーンを活用した事前注文・決済サービスを同大の学生が開発したと発表した。18日から学内のカフェ「CNN Cafe」で実証実験を行い、有用性を確かめる。ブロックチェーンでデータを管理するため、注文の間違いや改ざんが起こりにくい点が特徴。昼休みの混雑緩和と店員の負担軽減が狙いだという。
実験の期間は22日まで。ユーザー役として約30人の学生を募集し、実際にカフェの商品を購入してもらう。混雑状況の変化を分析し、利用者側と店舗側のメリットを検証する。
サービス名は「MOAP」(Moblie Order And Pay)。ユーザーはWebサイト上で注文から決済までを完了でき、店側が商品の準備を終えるとスマートフォンに通知が届く。行列に並ばず商品の受け取りができるため、混雑緩和などのメリットを見込む。
学生と企業が連携し、ブロックチェーンの特性を生かしたサービス開発を目指す企画「ブロックチェーン研究プロジェクト」の一環。ブロックチェーンを使用したサービス開発を手掛けるベンチャーOpening Line(東京都中央区)が開発をサポートした。
同大では9月に、学内の食堂「DNS POWER CAFE」「THE CHARGING PIT&DINER」にキャッシュレス決済を導入。スマホアプリからの事前オーダーにも対応するなど、学内の利便性向上を進めている。
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