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「LINE弁護士相談」、無料Q&Aや事例が見られる 弁護士ドットコムなど連携、20年春にはトークで直接相談も
LINEが、コミュニケーションアプリ「LINE」で弁護士に相談できるサービスの提供を始めた。まずはユーザーが質問を投稿して弁護士から回答をもらえる「無料Q&A」と、25万件超のトラブル過去事例を見られる有料プランを提供する。
LINEは11月25日、コミュニケーションアプリ「LINE」で法律相談やトラブル事例の確認ができる「LINE弁護士相談」の提供を始めた。2020年春にはトークから弁護士に直接相談できるようにする。
LINE上で弁護士に相談できるサービス。まずはユーザーが質問を投稿して弁護士から回答をもらえる「無料Q&A」と、25万件超のトラブル過去事例を見られる有料プラン(300円/30日、税込)を提供する。ただし、他人が投稿した無料Q&Aの相談内容と回答を見るには有料プランの加入が必要となる。
20年春に実装する「1 to 1機能」(仮)は、LINEのトークで弁護士に直接相談できる機能。時間や場所を問わず、個別の内容に合わせて相談できるようにする。
弁護士ポータルサイトを運営する弁護士ドットコム(東京都港区)と、専門家マッチングサービスを手掛ける日本法規情報(東京都新宿区)が協力。全国1000人以上の弁護士が同サービスに登録しているという。
LINEは、ネットオークションやフリマアプリ、民泊、料理デリバリーなど、企業を介さず利用者同士が直接やりとりするサービスでトラブルが増えている中、法律相談を身近にするサービスを提供することで、トラブルを未然に防いだり、早期解決に導きたいとしている。
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