「美しい歩き方」サポート、NECらが“IoTインソール”開発 クラウドファンディングは1日で目標100万円達成
NECのIoTセンサーを搭載した歩行計測インソールがクラウドファンディングを開始。支援は一口1万7000円(税込)から、期間は2020年2月25日まで。
NECとヘルスケアアプリ開発のFiNC Technologiesは11月27日、共同開発した、歩行の質を分析できるインソール「A-RROWG」(アローグ)のクラウドファンディングを「Makuake」で開始した。翌28日に目標金額の100万円を達成し、同日午後14時25分時点で支援金額は300万円を超えた。支援は一口1万7000円(税込)から。A-RROWGを活用することで、「美しい歩行姿勢へ導く」としている。
NECが開発した歩行分析センサーを搭載したインソール(中敷き)と、FiNC Technologiesが監修した専用スマートフォンアプリで構成。NEC独自の「歩容推定モデル」を用い、センサーで取得した歩行データを基に、歩行速度や歩幅、足を上げる高さなどを推定する。アプリ画面で推定結果を可視化し、理想的な歩行姿勢や具体的なトレーニング方法を歩行者にアドバイスするという。
センサーは歩行時のみ検知・起動するため、計測の精度を高めつつ消費電力を抑えられるとしている。センサーはリチウムコインバッテリー内蔵で、約1年間動作する。
インソールのサイズは、Sサイズ(23.5〜24.5センチ)、Mサイズ(25.0〜26.0センチ)、Lサイズ(26.5〜27.5センチ)。
両社は、「今回はクラウドファンディングを活用して、日常生活の中で無理なく実践できる健康維持を支援する製品の開発に取り組んだ」としている。
クラウドファンディングの期間は2020年2月25日まで。
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