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持ち運べるエアコン、ダイキンが開発 クラウドファンディングで4万2900円から
ダイキンが持ち運べるエアコン「Carrime」(キャリミー)のクラウドファンディングを開始した。300台以上の支援獲得を商品化の条件とし、2020年6月の発売を目指す。
空調機器大手のダイキンは11月1日、持ち運べるエアコン「Carrime」(キャリミー)のクラウドファンディングを「makuake」で開始した。エアコンの設置が難しいキッチンや洗面所、ガレージなどさまざまな場所で使えるヒートポンプ式のエアコン。支援は超早割の4万2900円(税込)から。
周囲温度マイナス7度の涼風を吹き出す。より離れた場所へ風を届けるため、工場などで使われる業務用エアコン「マルチキューブ」に搭載しているハニカム整流板を採用。50センチ離れた場所でも体感温度ではマイナス7度を維持できるという。ただし、室外機を持たず、キャリミーの背面から温風が出るため、部屋全体を涼しくする効果はない。
白を基調としたタワー型の筐体は、サイズが190(幅)×190(奥行き)×400(高さ)ミリで、重量は約6キロ。女性が一人でも持ち運べるサイズと重さを目指して設計した。上面中央に皮の持ち手を付けることで、重心をぶれさせずに持ち運べるという。なお、使用時にはコンセント(AC100ボルト、300ワット以上)に接続する必要がある。
クラウドファンディングの期間は12月10日まで。300台以上の支援獲得が商品化の条件で、2020年6月の発売を目指す。
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