Instagram、新規ユーザー登録で生年月日入力が必須に
Instagramに新規アカウントを開設する際、生年月日の入力が必須になった。13歳以下によるアカウント開設を防止するなど、ユーザーの安全を守るのが目的で、入力した生年月日が公開されることはないとしている。
米Facebook傘下のInstagramは12月4日(現地時間)、新規ユーザー登録に際して生年月日の入力を必須にしたと発表した。ユーザーの安全を守る目的であり、プロフィールなどに表示することはないとしている。
入力した生年月日は公開されないが、ユーザー自身は確認できる。確認するには、[プロフィール]→[プロフィールを編集]→[プロフィール情報]に表示される。
Instagramは利用規約で、サービスを利用できるのは(日本を含むほとんどの国で)13歳以上と規定している。誕生日を入力させることで、13歳未満の人によるサービス利用を制限できる(正直に入力したかどうかをチェックする機能はないようだ)。
既存ユーザーに対しては、本稿執筆現在は生年月日を追加するようには通知していない。
InstagramとFacebookのアカウントを連携している場合、Facebookで入力した生年月日がInstagramにも自動的に適用される。Facebookで生年月日を編集すると、それがInstagramにも反映される。
向こう数カ月中に、この生年月日情報をアカウント管理やプライバシー設定についてのアドバイスに生かしていくという(広告に利用するかどうかは明記されていない)。
同社はまた、ユーザー保護の一環として、ユーザーが自分にメッセージを送れる相手と、自分をグループに追加できる相手を、自分がフォローしている相手だけに設定できるようにする。
関連記事
- Instagram、「アクティビティ」の「フォロー中」タブを廃止
Instagramが、アクティビティ(ハートアイコン)にある「フォロー中」タブを終了している。アクティビティは「アクティビティ」(現在の「あなた」)だけになる。Instagramは「あまり使われていなかったから」と説明した。 - Instagramの「親しい友達」とだけ繋がれる新アプリ「Threads」 自動ステータス付き
Facebookが、新アプリ「Threads」を公開した。Instagramで設定した「親しい友達」とだけストーリーを共有するためのアプリだ。絵文字の「自動ステータス」(オプトイン機能)で「移動中」「カフェ」などの自分の状態を表示することもできる。 - Instagram、いじめ対策の「制限」機能を正式導入 相手に知られないままコメント非表示に
米Facebook傘下のInstagramは、ネガティブなコメントなどをするユーザーを、相手に知られないまま非表示にする「制限」機能を日本を含む世界で提供開始した。 - InstagramとWhatsAppでも写真などの個人データのダウンロードが可能に
Facebookに続き、その傘下にあるInstagramとWhatsAppもEUが5月に施行する「GDPR(一般データ保護規則)」に向けた対策を発表した。欧州以外の地域でも、Instagramにアップロードした写真やストーリーのデータなどをダウンロードできる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.