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「異常発生を家族に通知」──クルマの運転、IoTで見守り オートバックスが月額980円で提供
カー用品量販店大手のオートバックスセブンが、車載型IoT機器を使った運転見守りサービスの提供を始めた。
カー用品量販店大手のオートバックスセブンは12月6日、車載型IoT機器を使った運転見守りサービス「くるまないと」を発表した。クルマの位置や移動履歴、急ブレーキや急ハンドルの回数などをWebブラウザから確認できる。価格は月額980円(以下税別、初期費用別)で、機器の本体価格は1万9800円(取付費用込み)。9日から自社ECサイトで注文を受け付ける。
IoTとクラウドを活用した同社の安全支援サービスブランド「WEAR+i」の新製品。センサーを内蔵した機器を車内に取り付けて使う。クルマの位置や運転の状況が外部から見られるようになる他、一定以上の衝撃を検知すると有人のコールセンターから運転者や家族への連絡、救急車の手配なども行うオプションサービスも用意する。
機器には日本国内で使えるSIMカードを内蔵。契約時に回線開通事務手数料として3000円が発生する。最低契約期間などはない。
対応車種はレクサスを除く国産車で、トラック(24V)にも対応する。ただし、スバルのアイサイトなど、運転支援装置付きの車両は取り付けられない場合もあるという。機器はクルマの電源に連動し、単体で電源は切れない仕組み。
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