速報
FacebookとGoogleが、Glassdoorの「働きやすい企業」ランキングでトップ10圏外に
米キャリア情報サイトGlassdoorによる毎年恒例の「雇用者が選ぶ最も働きやすい企業」ランキングの米国版で、上位の常連だったGoogleとFacebookがそれぞれトップ10圏外に落ちた。
米キャリア情報サイトGlassdoorが毎年発表する「雇用者が選ぶ最も働きやすい企業」ランキングの米国の2020年度版で、前回7位だったFacebookが23位に、前回8位だったGoogleは11位に、いずれもトップ10圏外に転落した。首位は2019年度は16位だったマーケティングツール企業HubSpotだった。
恒例の働きやすい企業ランキングは、過去1年に同サイトのメンバーである企業の従業員から寄せられたアンケート結果に基づいている。このアンケートでは、福利厚生や企業モラル、経営陣の指導力、ワークライフバランスなどについて質問している。
Facebookは近年、プライバシーやフェイクニュースなどの問題で批判されている。あるブランド担当の従業員はアンケートで「気が遠くなるほど多いネガティブな報道に対処しなければならないが、それも仕事のうちだ」としている。Googleについては昨年11月から、労使の対立がたびたび報じられるようになっている。
IT系企業として上位に入っているのは、5位のDocuSign、8位のUltimate Software、12位のMicrosoft傘下のLinkedIn、20位のNVIDIA、21位のMicrosoftなど。さらにみると、69位にSlackが、84位にAppleが入っている。Amazonは100位以内には入っていない。
関連記事
- Googleに解雇された4人の元従業員が政府機関にGoogleを不当労働慣行で訴え
Googleで従業員の組織化を進め、解雇された4人の元従業員が、これは不当な労働慣行だとして全米労働関係委員会(NLRB)にGoogleを訴えた。 - Facebook、「モデレーター」の悲惨さについての報道に「あれは珍しい例外」
Facebookの問題コンテンツを監視する「モデレーター」は世界に約1万5000人。その悲惨な状況をThe Vergeが報じ、それに対しFacebookは「報じられたのは珍しい例外」だとしつつ、改善案を説明した。 - Facebook、Glassdoorの「働きやすい企業」ランキングで首位から7位に転落
米キャリア情報サイトGlassdoorが毎年発表する「雇用者が選ぶ最も働きやすい企業」ランキングの米国版で昨年度首位だったFacebookが7位に転落した。同社は現在、データ流出やフェイクニュース拡散などで批判にさらされている。 - Facebook、Glassdoorの「働きやすい企業」ランキングで首位に
Glassdoorが毎年発表する従業員の投票による「働きやすい企業」ランキングで、昨年2位だったFacebookが1位にランクアップした。Appleは84位に大幅ダウン。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.