Facebook、Glassdoorの「働きやすい企業」ランキングで首位から7位に転落
米キャリア情報サイトGlassdoorが毎年発表する「雇用者が選ぶ最も働きやすい企業」ランキングの米国版で昨年度首位だったFacebookが7位に転落した。同社は現在、データ流出やフェイクニュース拡散などで批判にさらされている。
米キャリア情報サイトGlassdoorが毎年発表する「雇用者が選ぶ最も働きやすい企業」ランキングの米国の2019年度版で、前回首位だったFacebookが7位に転落した。首位は2017年度首位だったコンサルティング企業Bain & Companyだった。
恒例の働きやすい企業ランキングは、過去1年に同サイトのメンバーである企業の従業員から寄せられたアンケート結果に基づいている。このアンケートでは、福利厚生や企業モラル、経営陣の指導力、ワークライフバランスなどについて質問している。
Facebookのある従業員はアンケートで「Facebookは特に最近、多数のネガティブな報道を受けている。幾つかは本当かもしれないが、多くは騒ぎ立てているだけだと感じる」としている。Facebookは今年、CAスキャンダルやそれとは別の個人情報の流出などが明らかになり、同社への批判が高まっている。
IT系企業としては他に、2位にビデオ会議サービスのZoom Video Communications(初登場)が、4位に建設業向けのプロジェクト管理サービスのProcore Technologies(初登場)が、6位にMicrosoft傘下のLinkedIn(昨年度は21位)が、8位にGoogle(昨年度は5位)が、11位にSalesforce(昨年度は17位)がランクインした。Appleは昨年の84位から71位にランクアップした。
トップ100リストは専用サイトで確認できる。
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